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2017年8月14日付週間オリコンチャート・レビュー

2017年8月14日付
週間オリコンチャート


シングル

1位 キスは待つしかないのでしょうか? HKT48
初動20.0万枚
前作1位21.0万枚とほぼ同等。

2位 帆を上げろ! BOYS AND MEN
初動16.5万枚
TBS系ドラマ「マジで航海してます。」主題歌など。
名古屋発の男性アイドルで、ジャニーズ以外の男性アイドルとしては珍しい存在だが、またもや強敵に阻まれ1位を逃す結果に。母体が強くないからか、1位に拘ってないからだろうか。

3位 BLAST! ももいろクローバーZ
初動5.0万枚
前作2位5.2万枚と同レベル。安定した人気をキープしている。
人気は高値安定しているだけに、そろそろ、飛び抜けた印象を残すヒット曲が欲しいところだが…

7位 だってアタシのヒーロー。 LiSA
初動1.5万枚
前作4位2.7万枚よりやや減。アニメ「僕のヒーローアカデミア」ED。

8位 U 三浦大知
初動1.2万枚
前作1位3.0万枚より減少。日テレ系ドラマ「脳にスマホが埋められた!」主題歌。
前回は仮面ライダータイアップで売り上げを大きく伸ばしており、全然作10位1.4万枚の水準に近づいている。

12位 move on! イバラミチ GRANRODEO
初動0.81万枚

18位 螺旋のユメ シド
初動0.49万枚

20位 マネキン FLOWER FLOWER
初動0.43万枚

21位 FREEDOM Crossfaith
初動0.42万枚

22位 BYE BYE SHISHAMO
初動0.41万枚
前作23位0.37万枚より微増。
アルバムでは上昇しており、CM曲にもなった「明日も」のヒットがあったが、ロックテイストの強い楽曲で従来通りの水準の売り上げ。

アルバム
1位 難波愛~今、思うこと~ NMB48
初動15.9万枚

2位 TYCOON UVERworld
初動8.2万枚
前作2位8.5万枚より微減。約3年ぶりのアルバムだが、映画版銀魂の主題歌「DECIDED」のスマッシュヒットもあり、売上をキープしている。さすがの人気のバンドだ。

4位 COME ALONG 3 山下達郎
初動2.8万枚
カバー中心のコンピアルバム。同シリーズの「COME ALONG 2」「COME ALONG」も再発され、それぞれ初動1.1万枚で10位、初動0.97万枚で11位にランクインしている。

6位 THE LOVE 宮野真守
初動1.9万枚

8位 "GIGS"CASE OF BOOWY -THE ORIGINAL- BOOWY
初動1.2万枚

15位 CRAZY KEN BAND ALL TIME BEST ALBUM 愛の世界 クレイジーケンバンド
初動0.85万枚

21位 NO MORE MUSIC OKAMOTO'S
初動0.38万枚

37位 ADORE 緑黄色社会
初動0.18万枚

44位 夏の夜の夢 ココロオークション
初動0.15万枚

【コラム】「Family Song」から考える星野源の戦略性

先日8/1、星野源の新曲「Family Song」のMVが公開された。



ドラマ「過保護のカホコ」主題歌に起用されたこの曲は、YoutubeにアップされたMVは既に500万回再生を突破する勢いで、前作シングル「恋」から衰えを知らない星野源ブームの人気ぶりを見せつけている。

既に、この曲については本人が「星野源のオールナイトニッポン」で語りつくしており(恐らく発売週の来週8/15の放送でも語るはず。良いラジオ番組なのでみなさんもぜひ聞いてみて下さい。パソコンやスマホからでもradikoで聴けます)、公式ホームページの特設ページにも詳細なレビューが掲載され(
http://www.hoshinogen.com/special/familysong/)、相互リンクさせていただいている音楽ブログ「雑記」にも優れたレビューがアップされているので(http://fujimon-sas.hatenadiary.jp/entry/2017/08/02/170000)、私が改めて楽曲の詳細について述べる必要もないだろう。

一言で言うと、この曲はアップテンポの楽曲でも、泣かせにかかるバラードでもない。本人が「この曲はハイ、泣いてくださいというバラードではなく、テンポは遅くても楽しいスローテンポな曲にしたい」と語っている通り、スローテンポな楽曲だ。
アップテンポで盛り上がれる曲が流行るこのご時世で、シングルという"勝負手"として切るには難しい曲調であることは言うまでもないだろう。星野源に限っても、「SUN」「恋」に限らず、ここ数作のシングルはアップテンポの曲が続いており、テンポの遅いシングル曲となると2012年リリースの4thシングル「知らない」まで遡る。
直前のアルバム「YELLOW DANCER
」もタイトル通り踊れる曲が主体、リード扱いの「時よ」も「Week End」もダンスナンバーで、恋ダンスに象徴されるようにダンスナンバーを武器としていた星野源が、「恋」という大ヒットのあとに、スローテンポの楽曲をシングルとして選んだのだろうかと不思議に思う人も多いだろう。この先、「恋」が収録されるアルバムが待っている、ということも考えると、より不思議に感じる人が増えるのではないか。

しかし、しっかりと「恋」からの連続性は感じられる曲に仕上がっていると僕は思う。
星野源自身が語っている「イエローミュージック」というコンセプト、ブラックミュージック的な要素と日本らしい古き良き歌謡曲的なテイストが混じっているからであろう。

1960~70年代のソウルミュージックを目指して作られたと語られているように、今作にもブラックミュージック的な要素が流れている。ゆったりしながらもどこか身体を揺らしてしまいたくなるようなリズム(実際MVで歌う星野源も身体を揺らしている)や、Aメロに顕著なギターリフの裏拍的な入れ方、神聖さを感じさせるハミング的なコーラスに象徴的に表れているのではないだろうか。
一方で、MVで描かれている「サザエさん」的世界観にも通じる土着的なメロディーは歌謡曲っぽさに溢れていて、ゆっくりとハッキリと歌うサビのメロディーは「恋」にも通じている。ラストには「ラララ」のシンガロングも盛り込まれていて、これはJ-POPでもおなじみのパターンだ。星野源の大ブレイクの要因はアルバム「YELLOW DANCER」期以降のメロディー面での力強さ、口ずさめるようなキャッチーさが出てきたことにあると思っているのだが、この曲でもその要素は垣間見れる。(「SUN」「恋」に比べるとややメロディーが弱いことは否めないが)

このように、「Family Song」は非常に巧みに作りこまれたものであり、狙いが明確に定まったものであるのだ。このタイミングで久々のスロウテンポ、星野源のイメージから離れたように感じる人もいるかもしれないが、確実に今の星野源のモードに沿ったものであると言える。(反対に、過去のバラードシングルでも「くだらないの中に」のような歌を聴かせるものとは別ジャンルに位置づけられるものだと思う)
二番煎じ的な曲調で失速していくアーティストは多く、反対にアップテンポの後に勝負曲としてバラードを持ってくるのも難しい。そんな中で、今のブレイクで出来た山を上手に持続させる流れとして、ヒットした曲の要素を受け継ぎつつスロウな楽曲を持ってくるのは非常に上手いなぁと感じさせられました。

2017年8月7日付週間オリコンチャート・レビュー

2017年8月7日付
週間オリコンチャート


シングル
1位 himawari Mr.Children
初動12.1万枚
前作1位10.0万枚よりやや増。映画「君の膵臓をたべたい」主題歌。
初回限定盤の存在、またタイアップの映画の好調が売り上げ増につながったか。

2位 My Buddy 超特急
初動8.7万枚
フジ系ドラマ「警視庁いきもの係」主題歌。

4位 Love☆Queen E-girls
初動7.0万枚
前作2位2.4万枚より急増。「CanCam」CMソング。
前作と違い発売前イベントが多く、売り上げが伸びたと予測される。メンバーの変化の影響は不明だ。

6位 虹/シンプル 高橋優
初動1.6万枚
ABCテレビ「夏の高校野球」応援ソング。前作9位1.4万枚よりやや増。
既に前作より好調だが、高校野球の開幕(8/7予定)以降、タイアップ効果でさらなる伸びも期待できそう。曲調的にも高橋優らしさと高校野球らしさがマッチしており、ファンモンの「あとひとつ」のように代表曲になっていくかもしれない。

12位 風と共に エレファントカシマシ
初動0.98万枚
前作16位0.61万枚より増加。NHK「みんなのうた」のための書き下ろし。
タイアップ効果、デビュー30周年とそれに伴う露出・プロモーション、ベスト盤からの新規リスナー増加、初回盤付属のライブアルバムなどが要因か。

14位 ずっと、ふたりで 家入レオ
初動0.85万枚
日テレ系ドラマ「愛してたって、秘密はある。」主題歌。
前作14位0.92万枚よりやや減。
アルバム、ベストアルバムと挟んで1年2か月ぶりのシングルだった。

20位 エンジェルベイビー 銀杏BOYZ
初動0.44万枚

31位 なみだ 井上苑子
初動0.30万枚
前作12位0.65万枚よりダウンで、前々作以前の水準に戻った。
勝負作的な失恋バラードで、気合は入っていたのだろうが、ファン層の若い女子には受けなかったのか。

32位 ミレニアム ACIDMAN
初動0.29万枚
前作27位0.38万枚よりやや減。バラードの方が人気なのかな…

35位 エバーグリーン サイダーガール
初動0.26万枚
爽快感の強いスリーピースロックバンドのメジャーデビューシングル。
メジャーデビュー作としてはなかなかな売り上げ。
確か歌い手かなんかで、固いファンが多いバンドだったような…

アルバム
1位 Hey!Say!JUMP 2007-2017 I/O Hey!Say!JUMP
初動29.7万枚

9位 神様、僕は気づいてしまった 神様、僕は気づいてしまった
初動0.97万枚
1stミニアルバム。
シングルと同様、アルバムでもデビュー作でトップ10を記録。

13位 FOOLs go!go!vanillas
初動0.69万枚
前作12位0.51万枚よりやや増。
ジワジワと支持を拡大できていていい感じ。ロックンロール系のバンドは少なく、唯一の地位を築けている。

23位 KAGEKI アルカラ
初動0.31万枚
前作20位0.3万枚とほぼ同等。
自称"ロック界の奇行師"、神戸を中心に活動して独自の姿勢を貫いている印象。

BABEL / 9mm Parabellum Bullet (2017) ~ひび割れた心のかけらも 愛しているよ~

今回レビューするのは滝がライブ活動休養後、初のアルバムリリースとなる9mm Parabellum Bulletの
「BABEL」
です!

9mmBABEL.jpg 

「BABEL」は9mm Parabellum Bulletの2017年5月10日リリースの7thフルアルバム。
ギター・滝がジストニアによりライブ活動を休止しているが、同時に制作体制もメンバー全員が作詞作曲を行っていた前作から変更され、今作では初期と同様にボーカル菅原が全作詞を、ギター滝が全作曲を担当している。
約1年1ヶ月ぶりのフルアルバムであり、収録されている10曲全てが新曲。前作以降にリリースされたシングル「インフェルノ」はアニメ「ベルセルク」タイアップであり、リリース元のレーベルが違う事もあり収録されていない。同様に「ベルセルク」主題歌となった「サクリフェイス」は今作の1か月後にシングルとしてリリースされた。

ハードで荘厳、ダークなロックアルバム。
1st、2ndのような、凶悪でストイックな激しさを持っていて、ギターを主体としたテクニカルな演奏による熱量がビシビシ伝わってくるアルバム。前作や前々作のようなダサさとカッコよさの間を行く面白さも含んだ彩り豊かなアルバムとは打って変わって、首尾一貫してカッコよさを標榜したメタリックでダウナーな印象を受けます。

1曲目「ロング・グッドバイ」のイントロからタッピング奏法とブラストビートが炸裂するパワフルなスタート。2曲目「Story of Glory」もやかましいぐらいにドコドコ鳴らされるパンク的ツービートと歌謡的なメロが融合された楽曲で、ドラムが暴れ回りつつギターリフがいなたい空気を醸す「I.C.R.A.」まで、勢いよく突っ走ります。この曲ではベースソロのスラップやシャウトなどベース・中村の見せ場も目立ちますね。サビの「愛し合え!」の繰り返しはダサい感じが漂ってますが(笑)
そしてリード曲の「ガラスの街のアリス」は9mmの王道、メロディアスなギターソロとキャッチーな歌メロが融合された4つ打ち歌謡ロック。メロディーが非常に耳に残る楽曲で、この系統の9mmの曲では一番の出来かも。昔と比べてはるかに歌声が安定して、艶っぽくなっていることもその要因かな。
MVのあるサブリード扱いの「眠り姫」は「吉井和哉さんが歌っても大丈夫な曲」を目指して作られたと語られており、メロディーを聴かせる(彼らにしては)シンプルな仕上がりの楽曲。こういう歌で勝負する楽曲でも遜色ないクオリティを見せてくるのが彼らの持ち味の一つでもあります。歌詞は原発について歌っているそうですが。
細かくタッピング・カッティングが繰り出されるギターサウンドと5拍子と3拍子を行ったり来たりする変拍子のドライブ感がたまらない「火の鳥」、ラストにはゴスペルっぽい合唱も入ってくる怪しげなメロとバンド全体の躍動感を感じられる「Everyone is fighting on this stage of lonely」とメタリックでテクニカルな楽曲が続きます。
アルバムタイトルがつけられた「バベルのこどもたち」はアルバム全体の空気を決定づける暗く重たい楽曲。色っぽい「ホワイトアウト」ではテンポを落として、メロディーとギターソロの郷愁を味わせます。そしてラストの「それから」はカオスで狂騒的な楽曲で、盆踊り的な間奏もテンポダウンするサビのぼやっとするようなメロもダサいけど、そこから語り・シャウトと激しく突っ走り終わらす9mmらしいアルバムの締めを見せてくれます。

ダークでメタリックなサウンド、艶っぽく郷愁も帯びたメロディー、アルバムで一貫した黒い空気を漂わせつつ10曲でスパッと終わらせるところも含めて非常に初期っぽいなぁという作風。
勢いとパンチ力に満ちたアルバムで、このバンドの将来への期待も高めてくれる良いアルバムでした。
次回作、そしてギター滝のライブでの復活も期待したいところです。

個人的評価…87点

オススメ曲
1.ロング・グッドバイ
2.Story of Glory
4.ガラスの街のアリス

5.眠り姫





9mm Parabellum Bullet
菅原卓郎 (Vocal & Guitar)
滝善充 (Guitar)
中村和彦 (Bass)
かみじょうちひろ (Drums)

収録曲
1.ロング・グッドバイ
2.Story of Glory
3.I.C.R.A
4.ガラスの街のアリス
5.眠り姫
6.火の鳥
7.Everyone is fighting on this stage of lonely
8.バベルのこどもたち
9.ホワイトアウト
10.それから

作詞:菅原卓郎
作曲:滝善充
編曲:9mm Parabellum Bullet

初回限定盤:ライブDVD、スコアブック付属版あり

収録時間 35:56
リリース 2017年5月10日
売上成績 週間最高10位
レーベル Sazanga Records/TRIAD

【一曲入魂048】極彩色の夜へ / climbgrow (2017)

今回紹介するのは、滋賀発の若手4人組ロックバンド・climbgrowの
「極彩色の夜へ」です。



「極彩色の夜へ」は、2017年7月19日発売、全国流通2ndミニアルバム「EL-DORADO」6曲目。

一歩一歩踏みしめていくような力強さを感じるミディアムナンバー。
バンド演奏の力強さ、メロと歌い方の熱さが真っ直ぐ伝わってくる楽曲で、実直なパワフルさが感じられます。
若さゆえの熱さがズシリと乗っかっているようですね。


Appendix

カウンター

2015/9/21~のカウンターです。

プロフィール

oumizi

Author:oumizi
音楽レビューをしていこうと思っています。
このブログの詳しい説明はこちら
私のプロフィールはこちら

アルバム全体での点数評価について
95点~ 1年に1枚あるかどうかの名盤
90点~ 自信をもっておすすめできる名盤
85点~ 興味があるならぜひ聞いておくべき良盤
80点~ 聞いても損はしない良盤
75点~ 興味があるなら聞いても損はしない
70点~ 興味があるなら聞いてみても悪くはない
~70点 少し期待外れ

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