Latest Entries

来し方行く末 / 高橋優 (2016) ~一つだけでいい 信じてほしい~

今回レビューするのは高橋優のベスト明け初のフルアルバム
「来し方行く末」
です!

takahasikisikata.jpg


「来し方行く末」は高橋優の5thフルアルバム。ベスト盤を挟み前作から約2年4ヶ月、ベスト盤から約1年5ヶ月ぶりのアルバム。
ベスト盤に収録された「明日はきっといい日になる」を含み、先行シングル4枚4曲を含み12曲収録。ベスト以前より初動枚数・順位共に伸ばし、近年の徐々に人気を拡大している様子が窺える。

弾き語りを軸として、ストレートな思いの詰まった真っ直ぐな曲が並ぶ良盤
個人的にはベスト盤から入ったライトリスナーなのですが、非常に好印象でした。

ジャキジャキとした弾き語りと前のめりな演奏に乗せてガツンとマイナスな感情を吐き出していく「Mr.Complex Man」で幕を開けることが象徴するように、アコギがフィーチャーされたロック調のアップテンポナンバーが良い。他にも「象」や「Cockroach」あたりもパワフルな良曲。
メロからはみ出んばかりに言葉を詰め込んでいるのがスピード感に繋がっていて、感情がストレートにぶつかってくるようだ。
バンド演奏もしっかりしていて、ベースドラムの前のめりなグルーブ感が曲のアグレッシブさをより高めてくれます。

一方、この2年のシングル曲で取り組んでいたJ-POP王道なメロディー主体のナンバーも含まれていて、明るく素直な歌声が生きるポップなメロディーの「君の背景」「アイアンハート」から繊細な歌声の温かいバラードナンバー「悲しみのない場所」「BEAUTIFUL」まで幅広い楽曲を楽しませてくれる。
そんな中でも、アコギの弾き語りを軸としたマイナー調のバラードナンバー「さくらのうた」「拒む君の手を握る」あたりは起伏が感じられる美しいメロディーが良いですね。
シングル曲とアルバムを締めくくるスケールの大きなメロディーが印象的なバラード「BEAUTIFUL」ではストリングスを交えて盛り上げる一方、他の曲では「悲しみのない場所」のアコーディオンなどもあるが弾き語りとバンド主体のサウンドを聴かせてくれるので安心感があります。下手に電子音を交えたり、打ち込みでペラッペラなバンドサウンドを作るよりも丁寧なバンドの生音の方がやっぱりいいですよね。

歌詞としても自分のことをゴキブリに例えた「Cockroach」や嫌いなことをぶちまけていく「Mr.Complex Man」のような攻撃的な曲から「BEAUTIFUL」や「君の背景」のような素朴で真っ直ぐなラブソングまで、本音で素直な言葉が綴られていて好印象でした。

アルバムとしても外した曲がなく、グッドメロディーの曲ばかりが並びつつ幅も見せてくれるので飽きない。言葉をグッと詰めることでメロディーもグッと詰まっているのが彼の曲の一番の特徴ですし、個人的にはとても魅力的に感じます。
アルバムの流れとしても綺麗ですし、ポップで開かれたシングル曲の配置も程よいですね。
自身最大のヒット曲「明日はきっといい日になる」も入ってますし、ベスト盤よりもグッと高橋優の魅力が凝縮されて感じられる良盤だと思います。

個人的評価…88点

オススメ曲
1.Mr.Complex Man
今作の攻撃的なサイドを代表する、威勢よくネガティブな感情を連射していくアグレッシブなナンバー。


3.さくらのうた
繊細なメロディーの美しさは素晴らしい、バラードナンバー。


4.明日はきっといい日になる
もはや言及不要なほど、口ずさみたくなるポップな楽曲。


6.象
関ジャニへの提供曲へのセルフカバーとあって、メロディーがスピーディーかつパワフルに展開していくロックな楽曲。カッコいいですね、今作のマイベストです。

12.BEAUTIFUL
「君は美しい」という言葉が胸を打つ、アルバムの締めにふさわしい暖かなバラードナンバー。


高橋優

収録曲 (既発曲…青字)
1.Mr.Complex Man
2.君の背景
3.さくらのうた (13thシングル)
4.明日はきっといい日になる (12thシングル・ダイハツ「CAST」CMソング)
5.拒む君の手を握る
6.象 (関ジャニ∞提供曲(2014)のセルフカバー)
7.悲しみのない場所 (「あきたこまち」CMソング)
8.産まれた理由 (14thシングル)
9.アイアンハート
10.Cockroach
11.光の破片 (15thシングル・MXTVアニメ『orange』オープニングテーマ)
12.BEAUTIFUL

全作詞作曲:高橋優
編曲:池窪浩一、高橋優(#8,12除く)
        島田昌典(#8) 服部隆之(#12)

初回限定盤…秋田での自身主催フェスのライブ映像付属

収録時間 56:00
リリース 2016年11月16日
売上成績 オリコン週間4位
レーベル ワーナー

【ライブレポ】フィッシュライフ ポルカドットスティングレイ 「太平洋大作戦 5」 @梅田シャングリラ (2017.3.23)

「太平洋大作戦 5」
フィッシュライフ
ポルカドットスティングレイ
@梅田シャングリラ
2017.3.23

このライブに参戦してきました!

PPPFFF.jpg

大阪を中心に活動するスリーピースバンド・フィッシュライフの主催企画である「太平洋大作戦」の第5弾はSNSを起点に今人気沸騰中のポルカドットスティングレイを迎えた対バンライブ。
ポルカの勢いもあり、この日のライブはソールドアウト。
どちらもギターが牽引する高い演奏力が持ち味となる一方で、色っぽい女性ボーカルのポルカと真っ直ぐな男性ボーカルのフィッシュライフという面では正反対でもある組み合わせ。どちらもライブ初見のバンドで、どうなるのか非常に楽しみにしていました。


18:30 開場
19:00 開演(実際には10分ほど押し)

今回の会場は個人的に初となる梅田Shangri-La(シャングリラ)。300キャパの会場ですが天井が高く、後方(中央にバーカウンターがある)に段差があり見やすい。私は前方ブロックに行きましたけどねw 天井には象徴的なシャンデリアが吊られているなど、内装はゴージャスな雰囲気。

パッと入った感じポルカ目当てのファンが多い。割合7:3ぐらいかな?
パンパンにソールドということもあり入場に手間取って10分強押してスタート。

ポルカドットスティングレイ
白ワイシャツでそろえた3人のメンバーが先に出てきて演奏を始める中、ボーカルの雫が登場し沸くフロア。元々ホームな空気でしたが、さらに圧倒的な女王様的存在感で会場の空気を支配していく中、サブギターのカッティングから走り出す「ハルシオン」でスタート。変則的なリズムのキメで演奏力を見せつけつつ、音源よりも力強く聞こえる歌声もなかなかいい感じ。
「バンド名と同じ曲です、盛り上がってね」と煽り英詞に体を揺らすような「ポルカドットスティングレイ」、ミニアルバム「大正義」からの新曲もプレイしつつ、定番の「夜明けのオレンジ」ではあざとい?色っぽい?歌声も聴かせる。
イントロから大きな歓声が上がり、コールアンドレスポンスもあった「テレキャスター・ストライプ」、ベースのスラップとギターの凄まじい高速な掛け合いからはじまる「シンクロニシカ」でグッと盛り上げたと思いきや、音数を絞って裏声を使った色っぽい歌声をフィーチャーした東京事変っぽい「ベニクラゲ」で一気に雰囲気を変える。
「最後はキラーチューン連発」と高学歴のキャバ嬢の事を歌った「人魚」、ラストの掛け合いもある「エレクトリック・パブリック」で終了。

売れるのも納得、もっともっと売れていくんだろうなというあざとさ戦略性が感じられるライブでした。
演奏は本当に上手い。特にエジマさんのリードギターはギターソロの速弾きではグイグイ主張してきながらもリズミカルなカッティングで歌を支えるところもあり、凄いテクだなと感じました。ベースもしっかり攻めてくるし、ドラムの土台としての安定感も魅力的です。
とはいえ、雫さんのカリスマ性・圧倒的な女王様感がバンドの軸なのは間違いないと思います。色っぽい歌声は東京事変っぽいとも言われますがライブでは笑顔で歌う姿も似合っていて、明るい楽曲もマッチしそうですよね。
ボーカルのワンマン体制な雰囲気、そして戦略的で急激に売れていく様子はゲスの極み乙女の初期に被ります。これから目が離せないバンドです。

セトリ
1.ハルシオン
2.ポルカドットスティングレイ
3.ミドリ
4.本日未明
5.夜明けのオレンジ
6.テレキャスター・ストライプ
7.シンクロニシカ
8.ベニクラゲ
9.人魚
10.エレクロリック・パブリック


ポルカ終わりで既に20時過ぎ、1時間ガッツリやったんだなぁと。


フィッシュライフ
サウンドチェックもしていたメンバーがSEもなく登場すると、
「ポルカ終わって50人ぐらいになってるんじゃないかと不安だった(笑)」と笑わせつつ、「フライングレッド」で勢いよくスタート。スリーピースながらガシガシリフを決めてくるギターが攻撃的でカッコいい。続いて初期の閃光ライオットの頃から演奏している「沈黙のSummer」、冒頭から加速していく「フロムカウントナイン」とアグレッシブな楽曲を続けて演奏して盛り上げていく。
ポルカへのライバル心もあるのか、前のめりな熱い演奏と少年的な明るさと熱さを併せ持ってぶつかってくるボーカルが良い。
新曲を続けて演奏し、滅多にしない初期の曲だという「タイムマシン」のあたりから、ライブも中盤にさしかかり、バンドは別の一面を見せ始める。それは歌を届けるという真っ直ぐなポップ性。テクニカルな演奏が一歩下がる分、素直で真っ直ぐな歌声で届けられる愚直なメロディーが胸を打つ。「俺たち流のJ-POPだ」と言って披露した「東京」は他の曲に比べても圧倒的にストレートで飛び抜けて分かりやすい1曲。
「去年ここでワンマンやってソールドできなかった。今日はソールドできなかったけど、俺たちだけじゃ無理だったと思う」と現状へのくやしさも滲ませつつ、「この歌を作ることで救われた」と演奏した「サイレントオベーション」では大きなシンガロングを巻き起こす。
「初めて出来た曲で、なかなかこの曲を超えるような曲が出来なかったけど、今は今の俺たちが一番いいと思っている。もっともっと売れて、この歌が町で流れてくるような日を楽しみにしてください」と初期からの代表曲「ニュースキャスター」をプレイして本編終了。
1分経たないうちにメンバーが再登場して、殆どやっていないという新曲、ポップな「恋のミッドフィルダー」をアンコールとして演奏し、記念撮影も行って終了。

熱さとポップさ、演奏の上手さと歌モノとしての良さ、前半と後半でバンドとしての姿がガラッと変わるのが面白いライブでした。
スリーピースながらギターを中心にテクニカルで音の分厚さも感じられる演奏はライブ映えしていました。カッティングを軸に速弾きはとてもカッコよかったです。
歌声も明瞭としていて、忘れらんねえよに似ていてポップな楽曲が似合いそうです。
少し歌詞がダサめなのは惜しいですが、良いライブをしているのでジワジワと認知が広がっていってほしいですね。

セトリ
1.フライングレッド
2.沈黙のSummer
3.フロムカウントナイン
4.漂流者たち (新曲)
5.パルプノンフィクション (新曲)
6.blue blue blue
7.タイムマシン
8.夕焼け空を
9.東京
10.サイレントオベーション
11.ニュースキャスター
En-1.フェアリーテイル・イントロダクション (新曲)
En-2.恋のミッドフィルダー

2017年3月27日付週間オリコンチャート・レビュー

2017年3月27日付
週間オリコンチャート

シングル
1位 シュートサイン AKB48
初動102.5万枚
前作1位118.0万よりやや減。連続ミリオン更新。次回作は総選挙回なのでまた更新が期待される。

2位 Can't Get Enough/ハナヒラケ V6
初動12.9万枚
前作1位11.6万枚より枚数増。
今回はVR特典が付属しているそうです。

4位 ラストコール flumpool
初動1.5万枚
映画「サクラダリセット」主題歌。
前作6位1.5万枚とほぼ同レベル。人気は一定レベルで安定しているようです。

8位 抱きしめたい The Birthday
初動0.70万枚

18位 Motion 西内まりや
初動0.43万枚
月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」主題歌。
月9効果もなくこりゃ全然だな…

アルバム
1位 まばたき YUKI
初動3.0万枚
5年7ヶ月ぶりの1位獲得。

2位 PARADISE KEYTALK
初動1.5万枚
自身最高位。ただ前作4位1.4万枚からほぼ伸びはない。
アイドル的な人気を集めているバンドだが、ここらで打ち止めか…?

4位 INVISIBLE w-inds.
初動1.2万枚

27位 Life is beautiful ラックライフ
初動0.30万枚

36位 薔薇色ノ怪人 LACCO TOWER
初動0.24万枚
ミニアルバム、前作の28位0.24万枚とほぼ同等。
ミニALでも同じ数字ということは、それだけ固定ファンが強いのか少し人気が伸びているのか…?

39位 屋根裏獣 吉澤嘉代子
初動0.21万枚

2017年4月度オールナイトニッポン改編が発表されました

2017年度のオールナイトニッポン改編が発表されました。


月曜1部:菅田将暉 (NEW! ←星野源)
月曜2部:ランパンプス (NEW! ←井上苑子)

火曜1部:星野源 (MOVE ←back number)
火曜2部:WANIMA

水曜1部:AKB48
水曜2部:乃木坂46 新内眞衣

木曜1部:ナインティナイン 岡村隆史
木曜2部:SUPER BEAVER 渋谷龍太 (NEW! ←ニューヨーク)

金曜1部:三代目 J Soul Brothers 山下健二郎
金曜2部:三四郎

土曜1部:オードリー



二部だけ見ても改編率が50%を切る、というニッポン放送としては革命的に改編率が低いのが今回の改編の特徴ですね。衝撃的ではあります。

一部はback numberから
菅田将暉への1枠のみ。back numberの終了は残念ですが本人都合なので仕方ないですかね。菅田将暉は今年2月にオールナイトニッポンGOLDを担当。6月に歌手デビューを控える、正真正銘"今をときめくイケメン俳優"として裏と被らない女性層を中心に期待が寄せられているのでしょう。ゲスト枠となる可能性もありますが…単発を聴く限り一人喋りもそれなりに出来そうな感じで、コーナーもあり、無難にこなしてくれることを期待したいですね。あとは過密スケジュールが予測されるので毎週生で出来るのか…という不安もありますが。
星野源は火曜に移動。裏の打倒を企んだのでしょうか。今まで通りの放送を期待しましょう。木曜土曜は安泰ですね。AKB・三代目あたりはそろそろ終わるかなとも思いましたが継続。どちらもグループ内輪の人気が凄いですからね…

二部は評価の高い三四郎が史上初の「ずーっと二部」での0枠3年目へ突入。本業絶好調でメジャーデビューも決まっているWANIMA、安定感ある二推しラジオ・乃木坂新内も2年目突入です。0枠の中では評判のいい番組が残ったので納得ですね。
毎年恒例吉本枠はニューヨーク→ランパンプス。結局オーディション枠もここが兼ねるみたいです。ランパンプスはまだWikipediaもなく女子ウケ中心の吉本芸人、賞レースもM-13回戦止まりということでニューヨーク以上に不安が募りますが…オーディション組の意地を見せてほしいですね。
女性SSW枠がなくなり、back numberの枠を受け継いだギターロック(ロキノン)系バンド枠としてSUPER BEAVERのボーカル渋谷が木曜0枠の担当になりましたね。これは驚き。木曜0枠はずっと芸人でしたし、ビーバーなら同じレーベルで月曜0にゲスト主演していたsumikaの方が近いかなと思っていました。ただ渋谷さんはおしゃべり好きではあるので期待はできますよね。ライブMC通り熱い感じで行くのか、バンドがやるラジオっぽい感じになるのか、ANNらしいお笑い要素を交えた番組になるのか…初回がどうなるか一番楽しみなのはこの番組ですね。


女子枠が水曜だけであとは男だらけになってきましたね(笑)
Creepy NutsやAマッソ、銀シャリやメイプル超合金あたりが来なかったのは意外でした。
とりあえず初回は一通り聞いてみますかね…皆さんもぜひ、深夜ラジオの世界へ!

eureka / 04 Limited Sazabys (2016) ~地平線を超え 届けたいよ~

今回レビューするのは、先日武道館ワンマンを大成功させたメロコア界のニューヒーローこと04 Limited Sazabysの
「eureka」
です!

04lilimimi.jpg

「eureka」(読み:ユリーカ)は04 Limited Sazabysの2ndフルアルバム。前作から約1年5ヶ月ぶり。
前作以降発売されたシングル2枚からそれぞれの表題曲2曲を含む全12曲収録。

メロコア・パンクといったジャンルの枠を飛び越え、新たなステージへの到達を高らかに告げる開放的でエネルギッシュ、
痛快な名盤
バンドの凄まじい勢いを受けて、今までの方向性の正統進化にして最高傑作だなと感じさせるアルバムです。

とにかく前のめりでエネルギッシュな楽曲が並び、奇を衒わずギターロックの王道を射抜くような姿勢は潔くてパワフル。インタビューで本人たちが語っている通り、まさに"バンドシーン"を代表するかのような一枚だ。
サビの開放感を伴ったキャッチーなメロディー印象的なギターフレーズが連発される様はバンドの絶好調ぶりを表しているかのようで圧巻。バンドを聴き慣れないような人でも聴き易いような分かりやすさも持っている。
特に前半、始まりを高らかに告げる「Horizon」からシングル「climb」までの流れはストレートで、ノリやすいアップテンポの楽曲が並ぶ。バンド史上初のプロデューサーakkinを招いた「Feel」もあったがフォーリミらしいグングン突き進んでいくような曲に仕上がっていて、恐らくフォーリミのイメージ通りの楽曲が並んでいるだろう。純粋なバンドサウンドながらキラキラした輝きをまとっているような軽やかな爽快さを感じさせる「drops」「Warp」あたりはまさにフォーリミらしい。
一方で7曲目以降の楽曲は個性が出てくる。マイナーっぽさを孕んだ歌謡曲テイストが混じった「Night on」、ムーディーなギターリフで始まる「mahoroba」、カウベルも入ったパーティーチューン「Telepathy」と遊び心が感じられる楽曲の中に毎回恒例のシャウトも炸裂するハードコア「discord」、アルバムを柔らかに締めるミディアムバラード「eureka」とガラッとジャンルも違った曲が入ってくるのが面白い。

今作では、情景を想像させるような流れるようなギターフレーズが随所に散りばめられ、
ギターの表現力が高まっているのが印象的。
「ピチピチチャプチャプ」という歌詞の水滴が飛び跳ねるようなイメージが現れた「drops」や夜空を煌めく星のような「Night on」のギターソロが象徴的。ピンギターが2本いることで、メロの裏でもギターが動き淡泊になりがちなバンドサウンドにメリハリをつけている。
勿論、流石パンク畑と思わせる力強さとスピード感を併せ持ったドラムと低音をギッチリ詰めるベースが突き進むパワフルさも魅力的で、「Night on」や「discord」のガツガツした感じが良い。

特に今作では歌メロの良さが際立ってきている。
これまでは短いフレーズの繰り返しのようなメロディーでキャッチーさを重視していたような印象だったが、今作では一節ごとが長く濃いメロディーが多く好印象。
初のスロウナンバーである「eureka」の美しいコーラスで彩られた流麗なメロディーは象徴的ではあるが、他にも「Horizon」や「mahoroba」、「Letter」のサビでも歌謡曲チックなメロディアスさが感じられ、それがすごくいいですね。
メロディーの変化の一因にもなっているのか、歌詞については以前よりも物語調でメッセージ性が強まっているように思える。「地平線を超え 届けたいよ」と決意を語る「Horizon」や「もっともっと行ってみる?」という「climb」、カップルの姿を描いた「eureka」あたりが印象的かな。

新世代のバンドヒーローとしてフォーリミここにありと世間に告げるかのような決定作。
Youtubeを聴いて気になったなら、邦ロックというジャンルという興味があるなら、聴いて損はしないだろう。
ガツンと頭に衝撃を与えるような頭サビのパワフルなメロで始まる「Horizon」を聴けば、気づかぬ内にこのバンドの放つ光の虜になってしまうはずだ。

個人的評価…92点

オススメ曲
1.Horizon
壮大なメロで高らかに始まりを告げる2分に満たないようなロックナンバー。


3.drops
軽やかで跳ねるようなリズムが印象的なアップテンポナンバー。

6.climb
「もっともっと行ってみる?」という挑戦的な言葉と野心的・アグレッシブな演奏による2ndシングルの表題曲。


11.Letter
ギターロックらしいマイナー調に乗せた力強いメロディーで決意を告げるメジャーデビューシングル曲。


04 Limited Sazabys
GEN(Ba/Vo)
HIROKAZ(Gt)
RYU-TA(Gt/Cho)
KOUHEI(Dr/Cho)

収録曲 (既発曲…青字)
1.Horizon
2.Feel
3.drops
4.Warp
5.paradise
6.climb (メジャー2ndシングル)
7.Night on
8.mahoroba
9.discord
10.Telepathy
11.Letter (メジャー1stシングル)
12.eureka

全作詞作曲:GEN
編曲:04 Limited Sazabys
    akkin(#2)

初回限定盤…ライブ映像収録した特典DVD付属

収録時間 35:35
リリース 2016年9月14日
売上成績 オリコン週間5位
レーベル 日本コロムビア

Appendix

カウンター

2015/9/21~のカウンターです。

プロフィール

oumizi

Author:oumizi
音楽レビューをしていこうと思っています。
このブログの詳しい説明はこちら
私のプロフィールはこちら

アルバム全体での点数評価について
95点~ 1年に1枚あるかどうかの名盤
90点~ 自信をもっておすすめできる名盤
85点~ 興味があるならぜひ聞いておくべき良盤
80点~ 聞いても損はしない良盤
75点~ 興味があるなら聞いても損はしない
70点~ 興味があるなら聞いてみても悪くはない
~70点 少し期待外れ

記事のジャケット写真をクリックするとAmazonの該当ページに飛びます。
相互リンク募集中!コメントでお知らせください。

人気ブログランキング

応援クリックお願いします!

ブログ村

支援クリックお願いします!

検索フォーム

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる